家族のダイニングテーブル

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こちらでご紹介するダイニングセットは昨年の夏にお納めし、今年春にお引っ越し先に同行したものです。

岐阜県産のオニグルミの木を丸太で購入し、3本の木からダイニングテーブル・椅子・ベンチのすべての部材を作りました。

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完成間近になった頃、奥様から「自分たちで仕上げをやってみたい」とご相談をいただきました。

仕上げの塗装を素人の人にやってもらう・・・?
いやそれは無理だ、と断る作り手は多いと思います。

でも、「子どもたちが絶対に大事に使うと思う」という言葉にぐらっと来て、しばし考えて。
仕上げの完成度は落ちるかもしれない。
でもこの先、自分たちのテーブルとして大事に使って、子ども達も一緒にメンテナンスしてくれる方が、長く使える良い家具になるに違いない。
そう思ったのです。

自宅の壁を左官屋さんと塗った時の事を、思い出しました。
プロの左官屋さんは我々の塗った素人くさい壁が不本意だったようだけど(笑)、「ここはAくんと塗ったねえ、なかなかうまく塗れなかったんだよね!」と何年たっても思い出深い部屋になりました。


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そして、ご夫婦と小さな姉弟で工房にご来訪。
気持ち良く晴れた日。オイル塗り日和です。

まずはテーブルの土台になる棚から。
子ども達もお手伝い。
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お昼は持ち寄りランチ。
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午後はテーブルの天板も塗りました。
(天板は事前にウレタンオイルを塗っておいて、最後のオイル&ワックス仕上げをお客さまにお願いしました。)
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「天板は一番良い板を使ってるんだね!裏の部分と木目や色が違う。」とご主人。
そうなんです。
良く見える部分には綺麗な木目の板を、少し欠点のある板は見えにくい部分に。
作り手にとっては当たり前のことだけど、こうして作業するとすぐに分かってもらえるのですね。


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みんなで仕上げたダイニングセット。

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一番上の引き出しは、上から見えるようになっています。
子ども達の描いた絵や、作った小物が入れられるように。

新居で撮った写真は、今年のショップカードになりました。
本当に楽しくて、『物語のある家具』を作っていくことのきっかけとなるお仕事でした。

Mさま、本当にありがとうございました!


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by q-factory | 2016-08-31 10:54 | 家具づくり | Comments(0)  

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