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那須・会津の旅 その1

週末を利用して、那須方面に旅行に行ってきました。
出産前(たぶん)最後の遠出ということでちょっと欲張って工程を組んでしまいましたが、その1日目。

朝出発して、最初に到着したのは木工房Mountainさん。
今回で3度目の訪問です。

Mountainの森さんは、「なるべく国産の木材を使って家具を作る」ことをモットーにされています。
前回お邪魔した時にそのお話を伺って、その時は勤めてた会社で使っていたのが外国産木材中心だったこともあり、いまいちぴんときませんでした。
しかし、子供向けの木のおもちゃを作るようになって材料の安全性を考えるようになったり、外国で違法伐採されたものが日本で使われているという話を聞くようになって、最近やっと国産材の意味について考えるようになったのです。

国内で広葉樹が育っていないわけではなく、流通の手段がないので私たちの手に入らないのだということも初めて知りました。
何十年もかけて大きく育った木が、例えば隣地や道路に張り出してしまったりして伐採された場合、多くは産業廃棄物として処理されてチップなどになってしまうのだそうです。

もったいない!と思っても、伐採された重い丸太を運ぶにはユニック車が必要、丸太を保管する場所も必要、そして丸太を挽いて乾燥させて材木として使えるようにするにはさらにお金と時間が必要になります。

100年も生きた立派な木が細かいチップになるしかないなんて、本当に悲しいことです。
中国産の野菜を買わずにちょっと高くても国産の野菜を買う・・・というのが昨今はだいぶ広がってきましたが、同じような気持ちで「なるべく自分の国で育った木材が使われた家具を買う」という意識が広がっていくと、少しずつ状況が変わっていくのではないかなと感じました。


   ***

そんな難しい話を大人がしている横で、1歳になるチビちゃんは立って歩けるようになったのがうれしいらしく、驚くほどのスピードでドアの外へ走っていきます。
前回はチビちゃんはまだ奥さんのお腹の中にいたのにもうこんなに大きくなって、そして今度は私の方が妊婦に。
次回お邪魔する時にはきっとこちらも3人なんだろうなあ・・・と、なんだか不思議な気持ちになりました。

お茶をごちそうになって、家具の話や木の話・子育ての話をたくさんして充実した時間を過ごしました。
ここに伺うといつもゆったりとした気持ちになって、ギャラリーを後にします。

by q-factory | 2008-07-07 20:35 | 人と出会う  

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