カテゴリ:趣味の話( 7 )

 

esqのライブに友人を連れて行った

さて、私的には満を持して。
友人を三谷さんの横浜ライブに連れて行った。


20代の頃も一緒に行ってなくて、彼女にとっては初めてのesqライブ。

CDを貸しても「これ要さんが歌ったらどうなるかなーって想像した」という人なので、気に入ってくれるかどうかは五分五分だと思ってた。


当日は横浜Strage現地で待ち合わせ。
私のはファンクラブ優先チケット、彼女のは後から取ったので入場順位がちょっと違う。
ツイッターで知り合った方が友人と近い番号を持っていたので、交換してもらった。
(後から聞いたら最前列に座れたとのことで、とても楽しんでいただいた様子で私まで嬉しくなった。)
このブログを通じてCDをお貸しした方とも、無事に会えた。


私と友人は、真ん中あたりの席を確保。
しかし、この観客数にまだ慣れない。
中盤あたりでも充分三谷さんと近くて、何かの価格破壊が起きている感がすごい。


そしてライブが始まった。


*


正直、友人の反応が気になって、割と気もそぞろだった。

でも途中の曲からはスタンディングで(←目黒会場ではできなかった)昔の曲も楽しみ、リクエスト曲も運良く演奏してもらい、またスタレビとは違う楽しさだと改めて思った。


ライブに行けなくなった時の気持ちについて、両親が別れた子どもみたいな感じなんだよ、と説明したことがある。

お父さん(スタレビ)ともお母さん(三谷さん)ともその後何度も会ったけど、どうしても二人に一緒に暮らしてほしい気持ちが消えないのだと。


だけど24年経ってやっと、お父さんは素敵な再婚相手と暮らしているし、お母さんはシングルで好きなことをマニアックにやってて楽しそうだし、それはそれでいいじゃないかと思えるようになった。
どっちもちゃんと音楽を続けていてくれて、どちらにも会いに行くことができる。
それ以上の幸せは望まなくていいな、と。


*


心配していた友人も「ライブ楽しかった。新曲が一番いいね」と言ってくれて。
後日、「初めて聴く曲もすんなり入ってくる。三谷さんの音とアレンジがどれだけ染み込んでたのか、気づかされた思いだ」とメールをもらった。

また来年、横浜ライブに誘おうと思う。

今シーズンのツアーはほぼおしまいで、来シーズンからは何回か参加したいと決意した。
娘づれでも行きたいし、友人とも行きたいし、一人でも行きたい。
贅沢な話だなー。


でもとても幸せです。



*



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by q-factory | 2018-09-14 22:09 | 趣味の話 | Comments(2)  

スタレビのライブに行ってきた

そして10月。
スターダスト・レビュー、河口湖ステラシアターのライブへ。

これは夏に行われるはずだった『楽園音楽祭』の振替公演。

友人とは、当日朝にバスタ新宿に待ち合わせ。
車内でお菓子を交換して遠足気分(笑)

まあなにせ20年以上ぶりだもんね、分からない曲だらけだろうねーと話し、とりあえずニューアルバムの『還暦少年』だけを予習して参加した。

ステラシアターはとても良い会場で、すり鉢型のどの客席からもステージが良く見える。
椅子はコンクリートだというので心配していたら、入り口で座布団を配ってくれた。

さてさて。久しぶりのスタレビライブ。

私の感想は「いやあ、変わらないな!」だった。

もちろん、誰もが等しく20年分年を取っている。
スタレビのメンバーも、観客の皆さんも、私も友人も。
若いのは警備や物売りのお兄ちゃんたちくらいだ。


だけど、根底に流れる「お客さんに楽しんでほしい」という気持ちはまったく変わっていなかった。
最初の「コンサートでの諸注意」が楽しいアカペラで始まり、要さんがたくさんおしゃべりし、メンバーとのじゃれあいがあり。


最後には皆さんで客席に降りてきて(!)いろんな場所に散らばり、アカペラを歌ってくれた。
車椅子席のそばでは要さん、最後列にはvohさんや寺田さん、前の方には添田さん、岡崎さん。
私たちの近くでは柿沼さん。


ああ・・・この感じだったなと、とてもとても懐かしく、感動した。


*


そしてびっくりしたことに、演奏されたほとんどの曲を知っていた。
私たちの聞いてないアルバムは10枚以上あるのだが、知らなかったのは2曲だけ。
ラッキーだったね、と友人と話す。


そして三谷さんのいないスタレビ、もうさすがに辛くないだろうな。
と思っての参加だったけど、やっぱりふいに「ああ、いないんだ・・・」と寂しく思ってしまう瞬間もあり。
自分でも意外だった。


それでも、脱退直後の4人のステージより、現在のスタレビの方が昔のファンも楽しめるような気がする。
添田さんや岡崎さんがいるのでコーラスも厚い。

たっぷり楽しんで、帰途についた。


*


夜はホテルで友人とワインを飲みながら、ライブの感想会。
本当はスタレビ30周年のライブDVDを一緒に見たかったんだけど、再生機器が置いてなかったので、YouTubeを見ながらあーだこーだと話し合う(至福)。

正直に言うと、久しぶりに三谷さんのライブに行った時ほどの驚き、はなかった。
でもスタレビのライブには普遍的な楽しさがあった。


要さん。
脳血栓で入院したのに軽症ですぐ退院し、ライブツアーを回るなんて奇跡のようだ。
私たちより年上のお客さんたちも立ってこぶしを振りあげ、みんなが温かい気持ちで参加するライブは、すばらしかった。


*


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by q-factory | 2018-09-13 21:59 | 趣味の話 | Comments(0)  

友人にハガキを出した

目黒でのライブは、とても楽しかった。
娘と行けたのも予想外に嬉しかった。

でも。
私は、とても寂しい気持ちになった。

この感動を、誰かと共有したい。

日に日に思いが強くなった。

誰かと一緒にライブに行きたい。(娘ごめん・・・)

その時頭に浮かんだのは、一人だけだった。

私をスタレビに誘ってくれた友人と、一緒にライブに行きたい。


*


その友人とは、1994年を境に一度もライブに行ってなかった。(らしい。←友人談)
私はその後も何度か行ってたけど、友人は関西の大学に通うため引っ越していて、一緒には行かれなかった。

年賀状は毎年やりとりしてたし、一度工房に遊びに来てくれたこともあった。
でも、彼女のメールアドレスは知らなかった(当時は手紙と電話がメインだったので)。


意を決して、ハガキを書いた。
「今年思い立って、三谷さんのライブに行きました。
一緒に行ってたのを思い出して、とても懐かしいです。
良かったらまた一緒に行こう!」


ポストに投函した翌々日、友人からメールが届いた。


*


「びっくりしたよ!
私も最近昔のライブ動画を見てて、行きたいと思ってたところだった。
でも、三谷さんがいないのにスタレビに誘いにくいなあと思って・・・」と。


ちょうどその週末に、河口湖でのスタレビライブのチケット発売があり、じゃあ行くか!と話がまとまった。
どうせなら泊まっちゃう?とわくわくしながら、高速バスと宿も確保。


なんでわざわざハガキだったのか自分でも不思議だが、たぶん彼女が昔、手紙好きだったからかなと思う。


スタレビのCDを貸してくれた時も、薄い便せんに書かれた曲紹介つきだった。
『Voice』『Night Songs』『Rendez-vous』。
1曲ずつ、ここが聴きどころ!という彼女の紹介が無かったら、私はファンにならなかったかもしれない。


そしてスタレビ好きが高じて、一緒にアカペラグループを作ったりもした。
うちの大学祭で演奏して、そのテープも先日見つかった。
もう再生機器がうちにないので、聞くこともなかなか難しいけど。


*


私の中には「三谷さんのライブに行って、スタレビのライブに一度も行かない」というのは、なんだかフェアじゃないという気持ちがあった。
22年ぶりになるけど聴きに行ってみて、どんな風に変わったのか・変わってないのか、知りたい。
どうしても合わないと思ったら、一度きりでやめればいい。


友人の中にはそういう感情は無いようで、でも物は試しとesqライブにも来てくれることになった。
若い頃も行っていないので、三谷さんがソロになってからのライブは初体験の彼女。

どんな感想が出てくるのか、今から楽しみだ。


*



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by q-factory | 2018-09-12 13:11 | 趣味の話 | Comments(0)  

娘連れでライブへ

【娘づれでesqライブに行ってみた】

さて、そして2018年ツアーが始まった。

チケットはファンクラブ先行もあったのだけど、よく分かってなかった私はチケットサイトで取ればいいと思っていた。

※これからライブに行こうという方は、ファンクラブで郵便振替用紙(住所や名前・チケット枚数を記入)を使って購入するか、ローソンの券売機ロッピーで買うことをお勧めします。

私はチケット購入が久しぶりで、とりあえずEプラスで予約しセブンイレブンで発券。
しかしここに落とし穴が。
このチケットには「整理番号」が入ってなかった(ロッピーで買った横浜会場のは入ってました)。

現在の三谷さんのライブでは、お客さんからのリクエスト曲をかなり演奏してくれる。
esqサイトで事前リクエストするには、チケットの整理番号が必要。


混乱しつつも予約時に会場に問い合わせて優しく対応していただき、無事に娘の好きな曲と質問をサイトでリクエストした。
(チケット購入後に、お店への電話予約が必要でした。このあたりは会場によって異なるかと思います。)


*

そう。

今回は娘も「三谷さんのライブ、一緒に行きたい!」と言うので2人で参戦することに。
未就学児は不可とのことだが、10歳の娘はOKとお店の方にも確認を取った。


ちょっと不安はあったものの、当日は2人でうきうきと現地へ。

会場は目黒ブルースアレイジャパン。
テーブルで食事や飲み物をいただきながら、ライブを楽しむというスタイルだった。


ここでもステージの近さに驚愕。
そうか、あれはファンクラブイベントだからという訳ではなかったのか。

娘は「近い!三谷さんがそこに!(←小声)」と大興奮。

そして、娘のリクエスト曲も採用された。

「三谷さんは10歳のころ、何が好きでしたか?歌にあるように『音楽で生きていく』と思ってましたか?」
と書いた質問に、
「10歳の三谷少年は、まだ野球に興味があるただの少年でした。(中略)
音楽に傾倒していくのは、中学に入って初めてラジオを手に入れてからですね」
とお返事もいただき。

人生初めてのライブで、アーティストさんにに自分の大好きな曲を目の前で歌ってもらう、というとても贅沢な経験をした娘だった。


*


今回のツアーは、三谷さん一人での演奏。
あらかじめ打ち込んである音源とキーボードと歌のみ、というシンプルな構成。

それでも歌声は私たちを圧倒し、この方の身体はすごい楽器なのだなあ・・・と改めて思った。

山下達郎さんのコーラス隊として参加する一方、行く先々でesqライブという形でのツアー。
ご本人もblogで良く書いておられるけど、毎日歌っていることが良い声の秘訣なのだろうと思う。


*


そして会場では、まだ持っていなかったCDとライブグッズを購入。

サインをいただいて一緒に写真に写り(撮ってくださったファンの方、ありがとうございます!)、三谷さんに「また来てね!」と言葉をもらった娘。


フルコースでライブを楽しみ、駅からの帰り道ではesqの曲を2人で歌いながら帰った。
とても楽しい夜だった。



*



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by q-factory | 2018-09-11 15:47 | 趣味の話 | Comments(0)  

スタレビと三谷さんのこと その3

【「ファンの集い」に行ってみた】

さて。

毎日のようにesqの音楽を聴いていたら、当然ライブに行きたくてうずうずしてきた。
(何年も行ってなかったのに、勝手なものですね。すみません。)


が、残念ながら昨年のツアーが終わって、まだ今年の予定は出ていない。
とりあえずファンクラブに再入会を果たし、「ファンの集い」というものがあることを知る。


ファンの集い・・・。
何をやるんだろう。


私は握手とか直接お話したいとかそういう欲求があまり無く、ともかく現在の「歌う三谷さん」を見たいのだ。
ファンの皆さんと同じテーブルに座って、お茶会とかお話するような形だったらどうしよう・・・(←女性の集団がはげしく苦手)。


と、迷ったが、最終的には参加してみることにした。

*


場所は高円寺のスタジオ。
時間前に行くと、ファンらしき方々が並んでいた。
私は当日券を購入するので最後に入場。


中に入ってほっとした。
前面のステージと、直線に並んだ椅子が10列ほど。
とりあえず、テーブル席とかでないことに安堵する。

しかし・・・近いな。
ステージと、ものすごく近い。
15年のブランクのある私には、ありえない近さだ(椅子に座って待ちながら、少し混乱した)。

そして、イベントが開始。
正面に置かれたキーボードで、ファンからのリクエスト曲を三谷さんが歌い演奏する、シークレットライブのような形だった。

*


この日、ほんとに行ってみて良かった。

ほんとはちょっとだけ、覚悟もしていた。
もし、三谷さんの声が少し衰えていたりしても、長年ライブに行かなかった自分が悪いのだから、がっかりしないでいようと。


しかし、まったくそんな心配は無かった。

昔よりもやわらかく、伸びのある歌声。
安定した高音(と低音)。
張りのある声量(年齢を考えると驚異的だ)。


15年前よりも、さらに魅力的な歌い手になっていた。

最後にじゃんけん大会や帰り際に握手など、ファンイベントらしき行事はあったものの、私にとっては十分に堪能できるライブだった。

*


たぶんこの時に、私の中でやっと、過去との折り合いがついたのだと思う。


三谷さんの脱退後、スタレビに行ってもesqのライブに行っても喪失感は埋まらず、少しだけ辛くなって帰っていた。
もう元のグループに戻ることはもちろん無いだろうと分かりつつ、私の求めるライブはどちらにもなかった。


だけど心から楽しそうに、esqの曲やスタレビ時代の曲を歌う三谷さんを見ていたら、これで良かったのだと納得できた。

ここまで来るのに1994年から24年もかかるなんて、いろんな意味で痛い。
もしかしたら、10年前にもちゃんとアンテナ立ててたら、ここに戻って来られたのかもしれない。
スタレビ30周年のオールスターライブにだって、がんばってチケット取って行けたかもしれない。


でもとりあえずは、好きな歌い手さんが続けていてくれたことと、自分が元気にライブに行ける身体であることに感謝しよう。


そして、私のように離脱せずにずっと応援しつづけてきたファンの方々にも、深く感謝したい。



*


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by q-factory | 2018-09-10 08:45 | 趣味の話 | Comments(0)  

スタレビと三谷さんのこと その2

【『LVE, LIFE & STYLE』を買った】


ライブには行かなくても、三谷さんの新しいアルバムやDVDはチェックして必ず購入して聴いてた。
・・・つもりだった。


が、20代後半は木工の仕事を覚えるので精いっぱい。30代は娘を生んで慣れない子育てをして、気がつくと最後にライブに行ってから15年近く経っていた。


その間に、他のアーティストのコンサートには何度か行った。
夫と共通の趣味でがんばって行ったコンサートはとても楽しく、でも娘の預け先の問題が常にあった。
子育ては大変で、「ひとりでライブに行きたい」と言い出すのはハードルが高かったし、そもそも思い出すような心の余裕すら無かった。


せっかく買った三谷さんのCDは聴けないまま引き出しの中に埋もれて、また思い出したように買ったらしく、先日チェックしたら2枚ずつ家にあってびっくりした。

アンテナを立てられない日々がつづいた。


*

今年のはじめ。
久しぶりにesqのホームページを見ると、新しいライブDVDが出てることに気がついて早速注文(いや、ぜんぜん新しくない。まったくチェックできていなかった・・・)。

2015年のライブツアー『LVE, LIFE & STYLE』

久しぶりにゆっくり見て、聴いて。

そこには、とても幸せそうに歌う三谷さんがいた。

私が苦手だった緊張感はなくなって、とつとつとだけど微笑みながら話す三谷さん。
昔よりもさらに安定した声と、何よりも楽しそうに歌う姿。


初めて聞く新曲もポップで明るくて、私がとても好きな感じの歌が多かった。
もっと聴きこみたいと思い、アルバム『Playin' My Music』を購入。

(※三谷さんのCD・DVDは現在、esqのサイトかライブ会場でのみ購入可能です。)

いつも車ではFMを聞いてたけど、毎日通勤時にヘビロテで聴き続けた。
9歳になった娘は『ぼくとラジオ』が好きになって、車に乗ると「三谷さんの曲かけて」とリクエストしてくれるようになった。


*


その後、三谷さん51歳の時のライブDVD『15/51 -15th Anniversary Live -』も視聴(←家に2枚ダブってたうちの1枚)。

この記念ライブにはスタレビの要さんがアンコールに出演。
久しぶりの二人のかけ合いが聴けて、ファン的にはとても贅沢な一枚だと思う。
『Thank You』とか『とつぜんFall In Love』とか、懐かしすぎて涙が出てくる。

それから、もう一つおすすめはスターダスト・レビューの30周年のDVD『Stardust Revue オールキャストで大謝恩会~5時間程度、まったりと~おみやげ付き 』。

スタレビの歴史を紹介するというライブ構成で、9人のアカペラから始まり、三谷さん時代の5人編成 →光田さん時代 →現在のメンバー、そしてオールキャストでの演奏、ともれなく楽しめる。

第2部には小田和正さんなど豪華ゲスト陣も出ているのだけど、三谷ファンとしては3枚組の1枚目と3枚目が必見。
楽しそうにメンバーと歌う姿がうれしくて、またぜひ9人でのライブを実現してほしいと思う。

*

そんなふうに最近は、夜な夜な趣味のDVDを見るという幸せな日々を過ごしてるんだけど、私の中に「ライブにまた行きたい!」という気持ちを起こしたのは、最初に紹介した『LVE, LIFE & STYLE』。

50代になってなお、最近の歌やライブの方が魅力的だというのは、すばらしいことだと思った。

(つづく)


*


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by q-factory | 2018-09-09 10:26 | 趣味の話 | Comments(2)  

スタレビと三谷さんのこと その1

これはとても個人的な記録です。
木工の話も工房の話も出てきません。

でも書かないと先に進めない気がして、こうして書きとめて。工房ブログの隅っこに置いておけたらな、と思っています。



***


私は現在、esq三谷さんのライブに再度行き始めて2回目、という新参者です。


いるかどうかも分からないし、その方の目に留まるかどうかも分からない。
でも、同じようにライブから離れ、戻ろうかどうしようかと迷っている方が読んでくれて、今後の小さな足がかりになったら嬉しいです。


*


【はじまり(昔の話)】


初めてスターダスト☆レビュー(スタレビ)のライブに連れて行ってくれたのは、高校の友人だった。
その頃はボーカルの根本要氏が、ライブの度に「次は両手にお友達をつれて来てください」とよく言っていて、友人は私を誘ってくれたのだった。


ボーカルの、と書いたけどその頃のスタレビは「全員が歌う」というスタンス。
例えばアルバム10曲のうち7曲は要さんがリードボーカル、2曲はキーボードの三谷泰弘さんがボーカル、残りのメンバー(パーカッションのvoh林さん・ベースの柿沼さん・ドラムの寺田さん)を足してあと1曲分くらい・・・という感じだった。


友人は、要さんとvoh林さんのファン。
私はライブに行って、キーボードの三谷さんのブレない音程と広い音域、派手なパフォーマンスに惚れてファンになった。


作曲はメンバー皆が行い、アレンジは三谷さんの担当。
ここぞという時に入るハモリも存在感があって、大好きだった。


CDが出るたびに買い、すり切れるほど聴いた。

友人と何度もライブに通った。


*

そして、1994年のツアーを最後に三谷さんはスタレビを脱退。
横浜アリーナで幕が下りて明るくなった後に、たしか観客みんなで三本締めをして、立ち去りがたいなあと思ったのを覚えている。

今その頃のアルバムを聴いていても、「誰がどこまで表現するのか」というせめぎあいが感じられて、脱退は致し方なかったのだろうと思う。
スタレビには要さんという稀有な声を持つ人がいて、メンバー全員の要求を叶えるのは難しい。
三谷さんはもっと、自分の力で自由に音楽を表現したいと思ったのではないだろうか。

致し方ない、と頭で分かっていても、実際に自分の中で消化するのはとても難しい。
今回ライブに復帰するまで時間がかかったのは、この件を完全には消化できてなかったからだと思っている。


*

三谷さんの脱退後も何度か、スタレビのライブに行った。
でも、あの分厚いコーラスがない。
イントロのキーボードの音色がまったく違う。


そしてもう、弾きながら踊り狂う三谷さんが見られない。


*


もちろん、「esq」としてソロ活動を始めた三谷泰弘さんのライブにも行った。
慣れた音色はそのままだったし、三谷さんの歌を充分に聞くことができた。


しかし、一人でライブの進行も歌もMCもやるというのは、大変なことだった。
当たり前だけど初回のMCは緊張に満ちたもので、一観客に過ぎない私でもハラハラした。
バンドメンバーのコーラスもスタレビとはまったく違い、ここでもまた旧スタレビを懐かしく思ってしまった。


冷静に考えると、要さんのMC力の方がおかしいのだと思う(笑)
話し始めたら10分以上しゃべっていられる、MC始まると客がやれやれと座って休憩始めるなんて、歌い手としてはなかなかレアなはず。

でも、高いエンターテイメント性を誇るスタレビライブに慣れていた私は、会場に漂う緊張感をつらく感じ、そして徐々にライブには足を運ばなくなってしまった。


(つづく)



*


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by q-factory | 2018-09-05 11:45 | 趣味の話 | Comments(0)